長腓骨筋の機能不全の電気鍼

足関節の捻挫の回復期やリハビリ期などにしっかり機能改善を行わないと不安定性を残してしまう事は多くあります。

捻挫をすると長腓骨筋の筋の反射が遅延することの報告もありしっかりと機能改善をする事は大事な事だといえます。

しかし、機能が低下している状態の場合自動運動で動かしてもらおうとするとうまく動かせない事も多いです。その場合、NMES(EMS)などをうまく利用すると回復が早くなる事が多いです。

鍼通電でEMSを行う利点は通電パッドなどで通電すると範囲が大きいため単独の筋肉で動かすことができないことがありますが鍼通電で行うと狙った筋肉を動かすことができます。

 

※物理療法はうまく使えると効果的です。しっかり行えるようにしましょう。

【刺鍼法】

  • 仰臥位で行っていきます。
  • 第一中足骨底部を足底より押し上げるようにして足部の回内を誘導します。
  • 長腓骨筋の筋収縮が触知できるのでレリーフを確認します。
  • 長腓骨筋のレリーフが確認出来たら筋腹に刺鍼をします。
  • 長腓骨筋の鍼通電を行いますがポイントは設定と出力の合わせ方です
  • 長腓骨筋の鍼通電が終わったら運動療法を加えるとより効果的になります

関連記事

  1. 大腿二頭筋の電気鍼

  2. 腰部棘上靭帯、棘間靭帯の電気鍼

  3. 浮腫に対する電気鍼

  4. 長腓骨筋のトリガーポイント鍼治療

  5. 仰臥位で行う僧帽筋上部の電気鍼

  6. ハムストリング肉離れの回復期の電気鍼の設定

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。