内側広筋は膝の安定性に関与しています。また膝関節の運動制限(特に屈曲)の一番の問題になってくるのは内側膝蓋支帯の癒着です。
その為には内側広筋の運動が重要な要素になります。
つまり内側広筋の動きは膝関節の運動には非常に重要だと考えれます。
運動鍼で内側広筋の運動性を上げるのは有用だと思っています。
※運動鍼を行う場合細い鍼はリスクが高いためなるべく3番以上を推奨します。また筋中に鍼がある場合に運動させるやり方は私は行わないようしています。
刺鍼法
- 側臥位で患側を上にして健側の膝を患者さんに抱えてもらうような姿勢をとります(骨盤が前傾しないようにします)
- 膝関節を若干屈曲させると内側広筋のレリーフが分かると思います
- ゆっくり膝関節を屈曲させて緊張が一番強い部位に刺鍼をします
- 刺鍼をして軽く響くように刺入します
- 響いたら皮下まで鍼を引き抜きます
- 引き抜いたら一度膝を伸展させ屈曲をさせます
- 最大伸張位でもう一度刺入します
- この動作を数回繰り返します
緊張が取れればパイオネックスなどを貼るのもオススメです
鍼灸師、柔道整復師の陣内由彦です。
セイリン、伊藤超短波公式セミナー講師
YouTubeやblog、note、Twitter、Instagramで鍼灸について発信しています。
この記事へのコメントはありません。