後脛骨筋は足関節の底屈、足部の回外、内転をしますが、足部を固定した場合下腿を後傾、内方へ引きます。
また足底部で長腓骨筋と後脛骨筋はクロスサポートメカニズムを形成し足のアーチの保持をするために重要な働きをします。
ランニング障害などでよく起こるシンスプリントなどでは後脛骨筋部に圧痛や筋緊張が強いことがみられることが多いです。
足部の安定性を出すためにはアプローチが重要な筋肉だといえます。
※今回は長鍼を使うので刺鍼は慎重に行うようにしてください。また抜鍼困難時には無理をしないように心がけましょう。
刺鍼法
- 前脛骨筋部より下腿骨間膜を超えて刺鍼をしていきます。
- 後脛骨筋は起始部に近いところは羽状筋、下部に行くと半羽状筋になります。反応を得やすいのは羽状筋が多いので起始部に近いとこを狙います。
- 前脛骨筋側から腓腹筋中央部あたりに向かって刺鍼をしていきます
- 下腿骨間膜を貫いたら少し鍼を勧め置鍼をします
- 電気はピコリナのモジュレーションモードを使います
- 電気の立ち上がりをゆっくりすると筋の促通になりますので1.5秒ほどでやります。細かい設定は動画でご覧になって下さい
鍼灸師、柔道整復師の陣内由彦です。
セイリン、伊藤超短波公式セミナー講師
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