上殿皮神経の鍼灸治療の一例

上殿皮神経は胸腰筋膜下を走行後、腸骨稜を乗り越える際に貫通する胸腰筋膜で絞扼されることで腰痛を起こすといわれています。

全腰痛の10%前後でみられるとも言われています。

患者さん自身は坐骨神経痛と思っているケースでこの上殿皮神経障害なこともあります。

特に高齢者の方で腰部が後弯し胸腰筋膜自体が緊張が強いケースで殿部上部に痛みがある方は疑ってもいいかもしれません。

また程度にもよりますが坐骨神経痛様症状や間欠性跛行を呈することもあります。

 

※上殿皮神経障害は臨床の中でよく診る障害になります。皮神経なので深く刺せばいいというものではありません。しっかりイメージを持って刺鍼しましょう。

 

刺鍼法

  • 上殿皮神経障害の場合の圧痛部位はL4~L5から外方5~7cm外方部位になります。
  • 強く押せば痛い部分なので押しすぎないようにしましょう
  • 圧痛が確認できれば下方に向かい横刺で刺鍼をします
  • 胸腰筋膜の調整をしている大殿筋、広背筋の緊張を確認し刺鍼します
  • 腰部の緊張度合いにより刺鍼(動画内は散鍼ですが場合によれば置鍼)します

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