後頭下筋群はVDT作業などが多くなっている現代社会では問題を起こすことも多く頸部周辺に不定愁訴を感じている方の多くはトリガーポイントが形成されていることも多いです。
関連痛領域は後頭部や側頭部、眼球周辺にまで及ぶため眼精疲労や頭痛の原因となることもあります。
鍼灸臨床においてはアプローチをすることも多いと思います。
※刺激に対して過敏に反応をされる方も多い部分になります。粗雑な手技で不快な刺激を与えると施術効果には大きく関係します。研鑽を行うようにしましょう。
刺鍼法
- 伏臥位、もしくは側臥位で行います。この時やや顎を引いてもらうような姿勢をしてもらいます。
- 環椎の横突起を目安にします。(環椎の横突起は下顎骨の下顎角と側頭骨乳様突起を結んだ線の中点から後方にいったところあたりです)
- 環椎の横突起の上部から後頭骨に向かい後頭骨辺りから下方に向かい刺鍼します(上頭斜筋)
- もう一点はそこから1横指内側から後頭骨向かって刺鍼をします(小後頭直筋)
- 刺鍼時に関連痛領域に特有の響きがあるか確認しましょう。
鍼灸師、柔道整復師の陣内由彦です。
セイリン、伊藤超短波公式セミナー講師
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