大腿二頭筋短頭は大腿二頭筋長頭に覆われている筋肉であまり意識してアプローチをすることはないかもしれませんが臨床上重要になることもあります。
膝関節の屈曲拘縮の筋性の問題がある時などは大腿二頭筋短頭の拘縮が問題となっていることもあります。
その場合しっかり狙ってアプローチができることによって症状の変化が大きく出ることも多いです。
このような筋肉はしっかり狙って刺鍼ができると再現性が出てくると思います。
※深層にある筋肉はしっかりイメージをして刺入ができるといいと思います。解剖学は平面ではなく立体的にイメージできるようにしましょう。
【刺鍼法】
- 大腿二頭筋短頭の刺鍼は伏臥位で行います
- 触察をする場合、伏臥位の股関節軽度屈曲位で行うと大腿二頭筋長頭の抑制がかかるのでわかりやすいです
- 股関節伸展で膝関節屈曲を行うと大腿二頭筋短頭が優位で働くので筋収縮を触知しやすくなります
- 大腿二頭筋短頭の収縮でレリーフを確認出来たら刺鍼をします
- 筋拘縮をしていることが多いので筋ポンプを狙って通電を行います
大腿二頭筋短頭への刺鍼におすすめ書籍
鍼灸師、柔道整復師の陣内由彦です。
セイリン、伊藤超短波公式セミナー講師
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