大腿二頭筋短頭の電気鍼

大腿二頭筋短頭は大腿二頭筋長頭に覆われている筋肉であまり意識してアプローチをすることはないかもしれませんが臨床上重要になることもあります。

膝関節の屈曲拘縮の筋性の問題がある時などは大腿二頭筋短頭の拘縮が問題となっていることもあります。

その場合しっかり狙ってアプローチができることによって症状の変化が大きく出ることも多いです。

このような筋肉はしっかり狙って刺鍼ができると再現性が出てくると思います。

 

※深層にある筋肉はしっかりイメージをして刺入ができるといいと思います。解剖学は平面ではなく立体的にイメージできるようにしましょう。

【刺鍼法】

  • 大腿二頭筋短頭の刺鍼は伏臥位で行います
  • 触察をする場合、伏臥位の股関節軽度屈曲位で行うと大腿二頭筋長頭の抑制がかかるのでわかりやすいです
  • 股関節伸展で膝関節屈曲を行うと大腿二頭筋短頭が優位で働くので筋収縮を触知しやすくなります
  • 大腿二頭筋短頭の収縮でレリーフを確認出来たら刺鍼をします
  • 筋拘縮をしていることが多いので筋ポンプを狙って通電を行います

大腿二頭筋短頭への刺鍼におすすめ書籍

関連記事

  1. 長腓骨筋のEMS出力を使った電気鍼

  2. 長腓骨筋の機能不全の電気鍼

  3. 大腿二頭筋のトリガーポイント鍼治療

  4. ハムストリング肉離れの回復期の電気鍼の設定

  5. 大腿二頭筋の運動鍼

  6. 大腿筋膜張筋の電気鍼

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。