足首の前面のつまり感をとる時の運動鍼

足首の捻挫の後などに足首の前面部のつまり感が残る事がありますが、原因として距骨下脂肪体の問題や長母趾屈筋の問題などがあります。

今回ご紹介しているのは長母趾屈筋へのアプローチをご紹介しています。

長母趾屈筋は腓骨後面から始まりますが距骨後面で内側へ斜めに横断するような走行をします。

この時長母趾屈筋に何かしらの問題があると足首の屈曲時に距骨の副運動である後方への滑り運動が阻害されます。

このため足首の前面のつまり感を出します。

 

※運動鍼は筋中にある時に動かすのは基本的にリスクは高くなります。私はそのようなやり方は行わないようにしています。

刺鍼法

  • 下腿部を少し伸ばすような姿勢をしてもらいます
  • 下腿を伸ばしている姿勢で母趾を背屈させます
  • この時内果の後方で緊張する長母趾屈筋を確認します
  • 確認したら刺鍼をおこないます
  • 響きを得たら鍼を引き抜きもう一度動かしてもらいます
  • また下腿部を少し伸ばすような姿勢をしてもらいます
  • もう一度刺入します
  • この操作を何度か繰り返します

このように操作をしていく事によってつまり感が少しづつ無くなっていきます。

 

関連記事

  1. 上殿皮神経を狙った運動鍼

  2. 長腓骨筋の運動鍼

  3. 足根洞刺鍼

  4. 長腓骨筋の機能不全の電気鍼

  5. 内側広筋の運動鍼

  6. 前脛骨筋のトリガーポイント鍼治療

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。