傍肩甲上神経刺鍼の練習法

肩甲上神経は肩関節のローテータカフを構成する棘上筋、棘下筋を支配する神経です。

肩関節の臨床においては非常に重要な神経で肩甲骨の外転位が強制されているケースでは絞扼性障害を起こしていることもある神経です。

特にバレーボールや野球などのオーバーヘッド動作を繰り返すスポーツでは多く診られる障害になります。

また肩甲上神経の問題は五十肩などでも問題になることが多くアプローチがすることの多い神経になります。

※傍神経刺鍼は粗雑な手技を起こすことによって神経損傷を起こすこともあります。大事なのは愛護的な手技になります。

 

刺鍼法

  • 今回ご紹介しているものは練習用のやり方になりますので臨床では使わないでください
  • 腹臥位で行います
  • 肩甲骨の内側縁より棘三角を見つけ肩峰まで線を引きます
  • 中点を確認し垂線を引きます
  • 肩甲骨が中間位に近ければ中点で交わった90度の角を半分に割り2cmほど外方に刺鍼点を取ります。やや外転移なら垂線より2cmほど上方に刺鍼点をとります
  • もう一点は棘窩切痕を過ぎた辺りに刺鍼します
  • 刺鍼後電気鍼を行います。
  • 筋収縮を得られるほどの強さに設定をしたら肩甲上神経が師走する棘上筋、棘下筋が収縮する深さを探すため鍼を刺入します。

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