中斜角筋の刺鍼法

中斜角筋は前斜角筋と同様に胸郭出口症候群などに関係する筋肉です。

前斜角筋と中斜角筋の間は斜角筋隙といわれ腕神経叢が通過します。

この部位を触りわけが出来ることで臨床の正確性が大きく変わりますので研鑽が重要です。

 

刺鍼法

  • 胸鎖乳突筋の後縁を確認します
  • 胸鎖乳突筋後縁に指をあて強制吸気をしてもらうと前斜角筋が確認できます
  • 前斜角筋の後方に同じように強制吸気で収縮する筋肉が中斜角筋です
  • 前斜角筋と中斜角筋が確認が出来たら間に斜角筋隙があるかを確認します
  • ※この時斜角筋隙を確認出来たら前腕を末梢に牽引すると腕神経叢が緊張するのが触知出来ます。
  • 中斜角筋が確認出来たら押手がぶれない様に把持します
  • 弾入が強くなりすぎないように注意しましょう

中斜角筋刺鍼に参考になる書籍

関連記事

  1. 後頭下筋群のトリガーポイント鍼治療

  2. 大腿部の打撲の鍼治療、ももかん、ももかつに対する

  3. 仙腸関節部への刺鍼

  4. 眼精疲労の鍼灸治療の一例

  5. 棘上靭帯、棘間靭帯への刺鍼

  6. 透刺法で長鍼を用いた背部の電気鍼

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。