むちうちの鍼治療の一例

ムチウチは鍼灸治療でも多く診る疾患だと思います。

一言にむちうちといっても症状は千差万別です。疼痛や神経症状、不定愁訴、自律神経の失調など様々な症状を呈します。

ですので症状に合わせての施術になりますのでご紹介している施術はあくまでも一例として参考にしてください。

※むち打ち症の方は敏感なことも多いので必ず問診の上判断するようにしましょう。刺激量、刺鍼法は適宜調整してください

 

刺鍼法

  • 頸部の多裂筋を狙って刺鍼をします
  • C7~Th1などの多裂筋を狙うのでTh1を確認します
  • Th1は頸椎の回旋で棘突起が動かないので動かないところの一番上位がTh1です
  • そこから一横指外側から斜刺していきます
  • 天柱、上天柱の反応が出ている方に刺鍼します
  • 板状筋の反応点もしくは椎間関節に刺鍼をします(動画では椎間関節の説明)
  • 自律神経症状も多いため盤龍刺をします
  • 盤龍刺上に通電をします
  • 通電設定は2~15Hzでスウィープモードで行います
  • 低頻度は副交感神経を亢進させますので交感神経が優位になっている方にはお勧めです

盤龍刺は華佗夾脊穴ぐらいの棘突起間際を段違いに左右で刺鍼をしていくやり方です

 

関連記事

  1. 腰部の椎間関節への刺鍼法

  2. 大腰筋への刺鍼法

  3. 頭半棘筋と頭板状筋のトリガーポイント鍼治療

  4. 透刺法で長鍼を用いた背部の電気鍼

  5. 後頭下筋群のトリガーポイント鍼治療

  6. 頸部神経根パルス

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。